それではあらすじをどうぞ！
遺伝子操作で生まれた巨大ピラニアの恐怖を描いた
巨大モンスター・パニック。
ベネズエラのオリノコ川にて、休暇中の米国大使が行方不明となる。国務長官の命令によって調査に乗り出したフィッチは、 現地へと向かう。そこで遺伝子学の研究をしているサラから、
事件の原因は実験によって生態が変化した
ピラニアの群れによるものだと告げられる。
そして川での調査を進めるフィッチに、
巨大化した凶暴なピラニアが襲う…。(Amazonより引用)
この映画の特徴は何もかもが無茶苦茶。とにかくそれに尽きます。
設定も無茶苦茶。終わり方も無茶苦茶。
ピラニアのサイズも無茶苦茶と片っ端から
「二日間徹夜した後に酒を飲みまくって酩酊状態で製作した」
と言われても何の違和感もないような
ガバガバっぷりを披露してくれます。
今作もB級映画にありがちなモンスター（今作ではピラニア）に
人が襲われるところから話が始まりますが、
もうその時点で魅惑のガバガバCGがお出迎えしてくれます！笑
いうなれば「素人が趣味でCGを映像に合成してみました」レベル。
全編を通じて「どう考えても嘘確定なUFO映像」のように
違和感しか生まれない映像が垂れ流され続けます。
演者のむっちゃ低レベルな演技もそれに拍車をかけていき、
もとから意味不明なものがますます意味不明に・・・。
「もう何が何だかわからんし、どうにでもなってしまえ」という
ヤケクソさすら感じる無茶苦茶な効果音、展開、そしてピラニア達・・・。
巨大化したピラニアが建物にぶつかっただけで 「2000年代のフリーゲームのような陳腐な爆発音」と
「迫真の爆発エフェクト」をかけるのは
正直なところ面白すぎるのでやめてほしかったです笑
序盤から面白いポイント満点で
ケラケラと笑いながら見ていたのですが、
中盤以降はさらに急激にアホくささが加速していきます。
数匹だった巨大ピラニア達がついに繁殖・・・。
数の暴力を味方に襲ってくるのですがもう大きさが無茶苦茶！笑
建物のように大きな個体もいればボートのようなサイズのものも。
「きっと個体差があるんだ・・・」と脳内補完しようにも
無駄に遠近感のあるような映像にガバガバCGを乗っけているせいでそれすらも不可能に・・・。
そんなCGの一番の見所は
街がメガピラニア達に破壊される様子を俯瞰で流すシーン。
謎の爆発もあいまって「これは前衛芸術かなにか？」
と脳内が思考を停止する感覚を覚えました笑。
そして話はどんどんぶっ飛んで行き、
核がどうだの軍艦がどうだのという物騒な展開に！
人間がどんな攻撃をしてもピラニア達はほぼ無傷・・・。
「一体この風呂敷どうやって畳む気なんだ！」
と食い入るように見ていると
「ピラニアを負傷させて他のピラニアに襲わせよう」
という展開に。
その時点で「結局最後の１匹どうすんねん！」
と突っ込みどころ満載ですが、
その作戦で一番巨大な一匹を倒すことに成功する主人公達！
さあ、このあとどうする？というタイミングで
唐突にヒロインと口づけを交わす主人公。そしてエンドロール。
「はぁ??」
どんなタイミングで終わってんねん！
と桜子のツボに入ってしまい爆笑。
迫真のキスシーンで全てを帳消しにしようとする姿勢
面白すぎませんか？
B級映画友達と集まってワイワイと見ていたのですが、
笑いが途切れた瞬間がほぼなかったです笑
その辺のバラエティ番組よりも断然笑えてしまうすごい映画でした！
思いっきり笑いたい人にはこの映画をおすすめします！
